頭部伝達関数（HRTF）のデモンストレーション
先日の記事に続いて頭部伝達関数の話です．
拙作の“頭部伝達関数（HRTF）を取得するJavaプログラム”を用いて，HRTFの効果をウェブブラウザでも体感できるJavaアプレットを作りました．ただし，ヘッドホン or イヤホンが必須です．
デモンストレーション
Javaアプレットを使ったHRTFのデモサイトです．読み込みに時間がかかります．読み込みの間にヘッドホンかイヤホンを左右間違えずに装着してください．
間もなく表示される黒い丸が頭で，赤い点が音源の位置です．アプレットの上でマウスカーソルを動かすと，あたかも音源が動いているように聞こえます．
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今回この音を選んだのは，女優さんに「好きだ」と言ってほしかっただけです．
なお感想は歓迎ですが，「HRTFってなに？」とかいう根本的な質問や，「うまくできないので信号処理のソースを全部くれ」という依頼にはお断りをしています．
頭部伝達関数データベース
このJavaアプレットでは，名古屋大学の西野助教が無償公開していらっしゃるHRTFデータベースを利用しています．使ったのは頭部近傍におけるデータベースである，HRTF data (4)です．このデータベースは5°間隔で測定されていますので，測定されていない角度におけるHRTFについては線形補間しています．
頭部伝達関数データベース http://www.sp.m.is.nagoya-u.ac.jp/HRTF/index-j.html
デモンストレーション2 （2012/2/20追記）
2音源を同時に再生するデモンストレーションもあります。
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