室町時代から西近江で活動するAKB48チーム『鵜川四十八体仏』を見に

AKB48は言わずと知れた今をときめく人気アイドルグループです。その元祖ともいうべき、室町時代の昔から現在までずっと活動している48チームが、西近江にあるのをご存知でしょうか?その名も『鵜川四十八体仏』。石仏の阿弥陀如来です。
たぶん夜になったら動き出して、フォーチュン・クッキーやエブリデイカチューシャとかを歌っているに違いない。そんでもって、年に1回の総選挙とかを開催しているはずです。500年以上ずっと。


AKB48グループも、姉妹グループ間での移籍や卒業などで数は増えたり減ったりですが、このチームも例外ではありません。"移籍"や"盗難"により、現在は33体のメンバーがチームに所属しています。
九体阿弥陀であれば、古くは奈良当尾地方にある浄瑠璃寺平安時代の国宝や、東京都九品寺の江戸時代の例など、数は少ないもののひとつの作例群を形成しますが、それを超える48体という数は珍しいと思います。しかもひとつひとつが等身大の石仏です。


公共交通機関をつかうならJR湖西線近江高島駅で降りて白鬚神社へ向かう途中にあります。車であれば国道161号線のすぐ脇です。国道を北上すると、白鬚神社を越えたところでこのような道路標識があります。


歩道を歩いて少し歩きます。休耕田を越えて奥へ。


さらに奥へ。


墓地の前にそれらしき石仏が並んでいますね。


看板の解説によると、メンバーたちは15世紀からずっとここで活動をつづけているそうです。


いずれも手を組んで阿弥陀如来とわかる定印を結んでいます。


石仏いいですよね!石仏。

お顔に苔が生えているところなんかも萌ポイントです。わたしの推しメンはこの写真の真ん中の仏様です。


48という数に過剰反応して、デイリーポータルZみたいな記事を書いてしまいました。