秩父三十四ヶ所 歩いてわかったこと
- 西国や坂東とは違い、上手に区分すれば全行程を歩くことができる。殆どの人は自家用車で巡礼しているようだが、歩くべきと思う。江戸時代からの巡礼路がよく残っており、散策しがいがある。人が歩くことで路ができる。歩くだけで、霊場に恩返しができる。健脚の人なら、朝8時頃から夕5時まで時間を有効に使えば4日。ただ、あまりに急いでのプランに成るため、6〜7日ぐらいを目安にするとよい。
- 秩父の市街地は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の背景になっており、そこら中にキャラクターの描かれたのぼり旗やタペストリーが飾ってある。また"聖地巡礼"と称して参拝?するファンが多い。正直歩きの巡礼はつまらない時間も多いので、アニメを見てから行くと周囲を探す気分が生まれるので良いかも。
アニメにちなんだフリーハイキングやスタンプラリーも開催されている。
http://www.chichibu-railway.co.jp/hk/2013/free/index.htm
http://navi.city.chichibu.lg.jp/event/small.html?1299565521
- 小規模な寺院がほとんどなのだが、各寺院の庭園がそれぞれ見事でなため、花の季節を選んで歩くのが良い。
- 午年は12年に一度の開帳の年。2014年はチャンス。
- 徒歩の順打ちのための無料の地図では「ちちぶおもてなしマップ 江戸巡礼古道篇」が一番おすすめ。しかし歩いた後で振り返って見れば、こんなところに歩ける道はあったか?というルートが多く、ポイントで巡礼路の札がない場合も多い。古き時代に思いを馳せるのもよいが、ときには諦めて太い幹線道を歩くのは正しい。特に草木が茂り昆虫の多い盛夏から秋口にかけては古道をおすすめしない。
http://navi.city.chichibu.lg.jp/pamphlet/book_omotenashi/index.html
- ほとんどの巡礼路には、看板や札が貼ってあり、出発前に目的地をおおよそ頭に入れておけば、地図なしでも歩ける。ただし親切ではないルートも若干ある。例えば31〜32番へのルートで国道299号線からの右折ポイントなど。